投資信託のリスクとリターン
リターンとリスクはオモテ・ウラ
投資信託のリスクとは収益・損失の振れ幅・変動幅のことであり危険という意味ではありません。
リスクを大きくした(=リスク許容度が高い)場合、大きな損失を被る可能性も高くなりますが、リターンについても振れ幅が大きくなり、大きな収益が期待できます。投資信託は高いリターンが期待できる商品ほどリスクが高くなる場合が多いです。


なぜ値動きするのだろう?
購入時から売却時の投資信託の価格は下記3要素で決まってきます。
- インカム要因: 利子・配当の収益など継続的に受け取れる収益。一般的にマイナス要因になることはありません。
- キャピタル要因: 保有していた資産を売却した際の売却損益。購入時からの値上がり・値下がりにより価格が変動します。
- 為替要因: 海外資産の場合は最終的に円換算時の円安・円高により価格影響をうけます。


投資信託の主なリスク
投資信託の商品はファンド商品自体の価格以外にも様々な要因が影響しあうことで価格が変動します。
ファンドの種類によって影響を受けやすいリスクも変わってきますので、市況や国際情勢などにも注目が必要です。
価格変動リスク
株価の変動によって生じるリスク。
株価はその会社の業績や市場・経済の状況、会社の属している業界の動向等の影響を受け変動します。

金利変動リスク
市場金利の変動による債券価格の変動によって生じるリスク。
- 金利が上昇した場合、債券価格は下落するため、基準価額の下落要因となります。
- 金利が下落した場合、債券価格は上昇するため、基準価額の上昇要因となります。

為替変動リスク
為替相場が変動することによって生じるリスク。為替は国内外の政治・経済情勢など様々な環境に影響を受け変動します。また為替の変動を回避する為替ヘッジを行う場合は、ヘッジコストがかかります。
- ファンドが投資対象とする通貨に対して円高の場合、基準価額の下落要因となります。
- ファンドが投資対象とする通貨に対して円安の場合、基準価額の上昇要因となります。

信用リスク
債券や株式を発行する会社の経営・財務状況等の悪化によって生じるリスク。
会社の経営が悪化すると、債券の元金や利子の支払いが滞る、配当がもらえない、投資元本が戻ってこないなどの信用不安が高まり株価が下落するため、基準価額の下落要因となります。

流動性リスク
市況動向や取引量等の状況が取引価格に影響を及ぼすリスク。
投資対象とする銘柄を売買しようとする際に、市場規模や取引量など市場に十分な需給がなく、市場実勢から期待される価格で購入(売却)できない場合があります。
指数とのカイ離リスク
指数と連動するファンドの場合に指数とファンドの基準価額とのカイ離が発生するリスク。
カントリーリスク
投資対象国や地域において政治・経済情勢の変化、取引規制の変更等による影響を受けるリスク。

投資対象ごとの特徴
投資する商品によっても、値動きが大きい・少ない、リスクが高い・低いという特徴があります。
一般的に債券はリスクが低く、株式がリターンが期待できる半面リスクが高くなっています。
投資信託は投資対象が多種多様な商品があるため、リスクやリターンの大きさも商品により異なります。商品詳細は各商品の「投資信託説明書(交付目論見書)」ならびに「目論見書補完書面」に記載されていますので、購入前に必ずご確認ください。

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投資信託基礎ガイド
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投資信託にはリスクも伴います。リスクの内容を理解して、自分にあった投資計画を作成しましょう。
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