2026年1月13日公開(2026年1月13日更新)
消費者金融とは?銀行カードローンとの違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説
#金融
#カードローン
2026年1月13日時点の情報となります。
■ Profile
荒木 和音(あらき かずね)
保険代理店での個人向け家計相談や企業のリスクコンサルティングを経て、金融専門ライターとして独立。現在はWEBメディアを中心に、クレジットカードやカードローン、資産運用などに関する記事を幅広く執筆している。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
急な出費に備える手段として頼りになるカードローン。金利や審査スピード、借入限度額などに違いがあるため、それぞれの特徴を理解し、上手に活用することが大切です。
本記事では、消費者金融と銀行カードローンの違いや共通点、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
1. 消費者金融とは?
消費者金融は、個人向けの融資をメインに取り扱う金融機関で、主にカードローンやフリーローンといった商品を提供しています。預金業務を行わずに貸付などの与信業務のみを行うノンバンクの一種で、貸金業法に基づき個人への貸し付けを行っています。
ノンバンクについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
>> ノンバンクとは?銀行カードローンとの違いやそれぞれに適している人をわかりやすく解説
なお、消費者金融と闇金(ヤミ金)はまったくの別物です。消費者金融は法律を遵守して営業している正規の貸金業者であり、国や都道府県の登録を受けています。 一方、闇金は貸金業の登録がない違法業者です。法外な金利での貸し付けや悪質な取り立てなどの被害に遭う可能性があるため、絶対に利用してはいけません。 金融庁の登録貸金業者情報検索サービスを活用して、貸金業者が正規に登録されているかを確認してみましょう。
2. 消費者金融と銀行カードローンの違い
消費者金融は個人向け融資をメインとした業務を行いますが、銀行カードローンは銀行が個人向け融資のサービスを提供します。両者の違いを表にまとめました。
| 消費者金融 | 銀行カードローン | |
|---|---|---|
| 適用される法律 | 貸金業法 | 銀行法 |
| 金利(年率)の設定 | 3.0%~18.0% | 1.5%~15.0% |
| 融資までの時間 | 即日対応あり | 数日~1週間程度 |
| 借入限度額 | 銀行カードローンと比べて小さい ※個人差あり |
消費者金融と比べて大きい ※個人差あり |
| 保証会社 | なし | あり |
2.1 適用される法律
消費者金融は貸金業法、銀行カードローンは銀行法がそれぞれ適用されます。貸金業法には総量規制というルールがあり、原則として年収の3分の1を超える借り入れはできません。
一方、銀行法には総量規制の定めはありませんが、各金融機関が返済能力を審査し、融資の可否を決定しています。
2.2 金利(年率)の設定
カードローンに適用される金利は、利息制限法によって上限が定められています。
| 借入元本 | 金利上限(年率) |
|---|---|
| 10万円未満 | 20.0% |
| 10万円〜100万円未満 | 18.0% |
| 100万円以上 | 15.0% |
出典:日本貸金業協会「5 お借入れの上限金利は、年15%~20%です」
実際に適用される金利は金融機関によっても異なり、銀行カードローンでは上限金利が年15.0%以下に設定されている場合が多くなっています。一方、消費者金融の上限金利は年18.0%前後に設定されているのが一般的です。
カードローンの金利の仕組みや利息の計算方法について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
>> カードローンの金利とは?仕組みや利息との違い、計算方法などを解説
2.3 融資までの時間
消費者金融は銀行カードローンと比べ、審査・融資までの時間が早い傾向にあります。多くの消費者金融で申し込みから最短即日で融資を受けることが可能です。一方、銀行カードローンは一般的に、融資までに数日から1週間程度かかります。
ただし、実際の審査時間は申し込みの状況や時間帯によって変動することが少なくありません。銀行カードローンの場合、その銀行の預金口座をすでに持っているかどうかで融資までの時間が変わるケースもあります。
2.4 借入限度額
借入限度額は、銀行カードローンのほうが大きい傾向にあります。ただし、広告などに記載されている「最大800万円」などといった金額は、あくまでその商品で設定可能な最大の限度額です。個人の利用限度額は年収や信用情報などを基に審査され、個別に決定されます。
カードローンの限度額について、詳細は以下の記事で解説しています。
>> カードローンの利用限度額とは?決め方や引き上げるメリット、注意点を解説
2.5 保証会社
保証会社の有無も消費者金融と銀行カードローンの違いの一つです。
保証会社とは、カードローン利用者が返済不能になった場合に本人に代わって金融機関へ返済を行う会社です。消費者金融の場合は基本的に無担保・無保証で借り入れできますが、銀行カードローンは多くの場合、保証会社の保証を受けることが契約の条件となっています。そのため、銀行と保証会社、両方の審査に通過しなければ借り入れはできません。
また、銀行カードローンでは、利用者が返済できなくなると保証会社が金融機関へ代位弁済をします。ただし、代位弁済によって利用者の借金そのものが消滅するわけではなく、利用者が保証会社に対する返済義務を負うことになります。
代位弁済の仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。
>> 代位弁済とは?仕組みや返済の流れ、リスクや対処法をわかりやすく解説
3. 消費者金融と銀行カードローンの共通点
消費者金融と銀行カードローンの主な共通点は以下のとおりです。
- 使いみちは原則自由で幅広い用途で活用できる(事業性資金を除く)
- 無担保で借り入れできる
- 契約するためには審査に通過する必要がある
- 審査では基本的に在籍確認が実施される
- 提携ATMやアプリで借り入れ・返済ができる
- 返済状況が信用情報に記録される
どちらのカードローンも、契約時に定められた利用限度額の範囲内であれば繰り返し借り入れができます。また、審査の過程で、申込者が申告した勤務先で実際に働いているかを確認するための在籍確認が行われる場合があります。
また、金融機関によっても異なりますが、提携ATMや銀行振込、口座振替など、利用者の都合にあわせて返済方法が選べる点も共通しています。 カードローンの在籍確認や返済方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
>> カードローンの返済方法は?利息の計算方法や無理なく返済するコツを解説
>> カードローンの在籍確認とは?電話内容や流れ|スムーズに行うためのポイントを解説
4. 消費者金融の特徴
続いて、消費者金融のメリットとデメリットを整理して解説します。
4.1 消費者金融のメリット
消費者金融のメリットは、主に以下の3点です。
- スピーディーに借り入れができる
- 借り入れ・返済の利便性が高い
- 無利息期間が設定されていることがある
消費者金融は審査が早く、申し込み当日に融資を受けられる場合があり、「いますぐ現金が必要」といった場面では頼りになるサービスです。
また、自社のATMだけでなく、提携しているコンビニATMなどを利用して24時間365日いつでも借り入れや返済ができる金融機関が多く、利便性に優れています。
さらに、「初回契約から30日間無利息」といった無利息期間サービスを提供している会社がある点も魅力です。短期間の借り入れであれば利息の負担を抑えて利用できます。
4.2 消費者金融のデメリット
消費者金融のデメリットは、主に以下の2点です。
- 銀行カードローンより金利が高め
- 総量規制により年収の3分の1までしか借り入れができない
消費者金融の金利は銀行カードローンと比較して高い傾向にあります。長期間の借り入れや借入額が大きい場合は利息の負担が増える点を念頭に置いておきましょう。
また、貸金業法の総量規制が適用されるため、年収の3分の1までしか借り入れができません。たとえば年収300万円の方の場合、消費者金融から借りられる合計額は100万円までとなります。
5. 銀行カードローンの特徴
銀行カードローンのメリットとデメリットも整理して解説します。
5.1 銀行カードローンのメリット
銀行カードローンのメリットは、主に以下の2点です。
- 消費者金融より金利が低め
- 総量規制が適用されない
銀行カードローンの金利は消費者金融に比べて低めに設定されています。利息の負担を軽くしたい場合は銀行カードローンを選ぶとよいでしょう。
また、銀行法に基づいて運営されているため総量規制の対象外で、年収の3分の1を超える借り入れができる可能性があります。ただし、銀行独自の審査基準によって融資額は慎重に判断されます。無制限に借り入れができるわけではない点は理解しておきましょう。
銀行カードローンと総量規制の関係については、以下の記事も参考にしてください。
>> 銀行のカードローンは総量規制の対象外?仕組みや注意点などを解説
5.2 銀行カードローンのデメリット
銀行カードローンのデメリットは、主に以下の2点です。
- 消費者金融に比べて融資までに時間がかかる
- 口座開設手続きが必要な場合がある
銀行カードローンは審査に時間がかかる傾向があり、即日融資に対応していない場合がほとんどです。申し込みから融資の実行まで数日以上かかるため、急ぎでお金が必要な場合には利用しにくいかもしれません。
また、カードローンを申し込む銀行で普通預金口座を開設することが契約の条件となっている場合があります。口座を持っていない場合は、カードローンの申し込みと並行して口座開設手続きも進める必要があります。
6. 消費者金融や銀行カードローンでお金を借りる方法・注意すべき点
カードローンを利用する際の基本的な流れと必要な書類、注意点を解説します。
6.1 借り入れまでの流れ
借り入れまでの基本的な流れは、消費者金融も銀行カードローンも共通しています。借り入れまでの主な流れは以下になります。
- 借入先を決めて申し込む
- 必要書類を提出する
- 審査を受ける
- 契約手続き
- 借り入れ
Webサイトやアプリ、電話、店舗窓口などから申し込み、必要書類を提出したら、金融機関による審査が行われます。審査に通過すれば契約手続きに移り、完了すれば提携ATMで借り入れができるようになります。
実際に借り入れまでにかかる時間は金融機関によっても異なるため、事前に公式サイトなどで確認しましょう。
6.2 必要な書類
申し込み時には一般的に以下の書類が必要です。
| 本人確認書類 |
|
| 収入証明書類 |
|
収入証明書類は、一定額以上の借り入れを希望する場合に提出が求められます。たとえば、消費者金融(貸金業者)のカードローンを利用する場合は、「1社から50万円を超えて借り入れをする場合」「ほかの貸金業者と合算で100万円超の借り入れをする場合」のいずれかに該当した場合に提出が必要です。
>> 出典:日本貸金業協会「3「収入を証明する書類」の提出が必要な場合があります」
金融機関によって必要書類は異なるため、申し込み前に確認しておくと手続きがスムーズに進められるでしょう。
6.3 お金を借りる際の注意点
消費者金融や銀行カードローンで借り入れをする際は、以下の点に注意しましょう。
- 返済シミュレーションをもとに返済可能な範囲で必要な金額だけを借りる
- 金利や返済条件を事前にしっかり確認する
- 返済の遅れには遅延損害金が発生する点に注意する
多くの金融機関のWebサイトには返済シミュレーション機能があります。毎月の返済額や返済総額を事前に把握し、無理のない返済計画を立てましょう。 静岡銀行では、Webウェブサイトで返済シミュレーションをご利用いただけます。
>> 返済シミュレーション | ローンシミュレーション | 個人のお客さま | 静岡銀行
また、契約内容をよく確認し、金利や返済方式、返済日などを理解したうえで利用しましょう。万が一、返済に遅れてしまうと、通常の利息とは別に高い利率の遅延損害金が発生します。
消費者金融と銀行カードローン、それぞれの特徴を理解し、ご自身の目的と状況に応じて活用しましょう。
7. 銀行カードローンを選ぶなら、静岡銀行のカードローン「セレカ」
総量規制の適用を受けない銀行カードローンをお探しの方には「セレカ」がおすすめです。
静岡銀行のカードローン「セレカ」は、満20歳以上70歳未満で安定した収入のある方なら、パート・アルバイトの方でも申し込みいただけます。融資利率は年1.5%~14.5%です。
スマートフォン一つで申し込みが完結し、来店や押印、書類の郵送も不要。ご自身の都合のよいタイミングで手続きを進められます。初めてご利用の場合は、契約日から60日間無利息での借り入れが可能です。
急な出費に備えたい方や少しでも利息負担を抑えたい方は、ぜひ静岡銀行のカードローン「セレカ」のご利用をご検討ください。他社で借り入れがある場合など審査に不安がある場合は、まず「気軽に5秒診断」で借り入れ可能かチェックしてみてはいかがでしょうか。
>> 静岡銀行カードローン「セレカ」
>> 気軽に5秒診断 静岡銀行カードローン「セレカ」
>> ローンお申し込み 静岡銀行カードローン「セレカ」
8. まとめ
消費者金融と銀行カードローンはどちらも個人向けの融資サービスですが、適用される法律や金利、融資スピードなどに違いがあります。消費者金融は融資スピードの速さ、銀行カードローンは低めの金利が魅力です。
それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、ご自身の借り入れ目的や返済計画に合ったカードローンを選びましょう。
