2026年9月1日公開

転職・退職時のカードローンはどうなる?新規申し込みはできる?必要な手続きと注意点を解説

#カードローン

#借入・審査

2026年9月1日時点の情報となります。

転職・退職時のカードローンはどうなる?新規申し込みはできる?必要な手続きと注意点を解説
荒木 和音(あらき かずね)

■ Profile

荒木 和音(あらき かずね)

保険代理店での個人向け家計相談や企業のリスクコンサルティングを経て、金融専門ライターとして独立。現在はWEBメディアを中心に、クレジットカードやカードローン、資産運用などに関する記事を幅広く執筆している。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。

転職をすると収入が変わったり、勤務先の情報を登録し直さなければいけなかったりして、カードローンに影響が出ないか不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。通常、期日どおりに返済を続けていれば、転職や退職の事実だけを理由に一括返済を求められるケースは少ないですが、届け出を怠ると利用が制限されることもあります。

本記事では、転職・退職がカードローンに与える影響や登録情報を変更する方法、転職直後に新規申し込みをする際の注意点などを詳しく解説します。

1. カードローン利用中に転職・退職した場合どうなる?

まずは、カードローンの利用中に転職や退職をした場合に想定されることを4つのポイントに分けて解説します。

転職・退職時のカードローンはどうなる?新規申し込みはできる?必要な手続きと注意点を解説

1.1 基本的に一括返済を求められることはない

転職や退職をしたことを理由に、借入残高全額の返済を求められるケースはほとんどありません。毎月の返済を期日どおりに行っていれば、通常はこれまでと同じように返済を続けられます。

ただし、契約条件や利用状況によって取り扱いが異なる場合があります。転職や退職によって返済に不安がある場合は、金融機関に確認しておきましょう。

1.2 借入限度額が下がる可能性がある

転職で年収が下がったり、退職して収入がなくなったりすると、カードローンの利用限度額が見直される場合があります。金融機関では契約後も返済能力を確認し、収入や他社からの借入状況によっては利用条件を変更することもあるためです。

また、消費者金融などの貸金業者には、借入総額を原則年収の3分の1に制限する総量規制が適用されます。たとえば、年収が450万円から300万円に下がると、借りられる総額の上限も原則150万円から100万円に下がります。

ただし、実際の利用限度額は、他社借入状況や返済能力などを含めた審査によって決まります。

なお、銀行カードローンは総量規制の対象外です。しかし、銀行でも年収や他社からの借入状況などを確認したうえで返済能力を判断するため、利用限度額が見直される可能性があります。

銀行カードローンの仕組みについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

>> 銀行のカードローンは総量規制の対象外?仕組みや注意点などを解説

1.3 追加借入ができないケースがある

転職後は、利用限度額に余裕があっても追加で借りられない場合があります。これは、新しい勤務先情報の変更や収入の確認が終わるまで、金融機関が一時的に借り入れを制限する場合があるためです。

また、退職に伴い収入がなくなった場合は、追加の借り入れが難しくなるケースがあります。ただし、再就職後に安定した収入を得られるようになれば、登録情報の変更や所定の確認を経て再び利用できるケースもあります。

1.4 収入証明書類の提出・在籍確認が行われる場合もある

勤務先が変わった場合は、現在の返済能力を判断するため、必要に応じて収入証明書類の提出や新しい勤務先への在籍確認が行われることがあります。

収入証明書類とは現在の収入額を確認できる書類で、なるべく直近のものを用意する必要があります。源泉徴収票や給与明細書、所得証明書などが該当しますが、必要書類の種類は金融機関によっても異なります。

在籍確認とは、申告した勤務先に本当に在籍しているかどうかを確かめる手続きです。電話で確認する場合もあれば、書類など別の方法で確認する場合もあります。これらの確認が終わるまでは利用が制限されることもあります。

在籍確認の流れや内容などを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

>> カードローンの在籍確認とは?電話内容や流れ|スムーズに行うためのポイントを解説

2. 転職・退職時はカードローン会社へ変更手続きが必要

転職で勤務先が変わった場合や退職して無職になった場合は、カードローン会社へ登録情報の変更を届け出る必要があります。無申告の場合はペナルティを受けるおそれがあるため十分注意しましょう。

2.1 登録情報の変更は規約で定められている

登録情報の変更については、各社カードローンの規約に定めがあります。たとえば、静岡銀行カードローン「セレカ」の保証委託約款第7条(通知義務)には「住所・氏名・勤務先などに変更が生じた場合は速やかに届け出る」旨が記載されています。

金融機関では、登録情報や返済状況などをもとに契約後も利用者が返済可能かどうかを判断し、融資を行っています。そのため、転職や退職によって状況が変わった場合は、最新の情報を正確に伝える必要があります。

2.2 申告しないと利用停止や一括返済のリスクもある

勤務先の変更を届け出ないままにしておくと、契約上の義務を果たしていないと判断され、追加借入の停止など、利用を制限される場合があります。

特に、転職や退職した事実を意図的に隠したり、実際とは異なる勤務先や収入を申告したりすると、カードローンの強制解約につながるおそれがあります。残債の一括返済を求められるケースもあるため、不利益を避けるためにも、転職や退職をした後は速やかに登録情報を更新しましょう。

3. 転職・退職時のカードローン変更手続きの方法

転職や退職で勤務先が変わった場合は、金融機関のWebサイトの会員ページやアプリ、電話、店舗窓口などで登録情報の変更手続きをしましょう。

手続きでは、新しい勤務先の名称、電話番号、雇用形態、入社日、見込み年収などを申告します。退職後に勤務先が決まっていない場合は、現在の就業状況や収入について正確に伝えましょう。

3.1 手続きのタイミング・一般的な流れ

勤務先の変更日や退職日が決まったら、なるべく早めに手続きをしましょう。一般的な手続きの流れは次のとおりです。

  1. 金融機関のWebサイトやその会員ページで手続き方法を確認する
  2. 新しい勤務先や年収などの情報を入力・申告する
  3. 求められた場合は確認書類を提出する
  4. 変更内容が登録情報に反映されたことを確認する

Webサイトやアプリから登録情報を変更できるカードローンでは、原則24時間手続きが可能です。電話や郵送、店舗への来店が不要で、必要書類の提出を含めWeb上の操作だけで手続きが完了するケースもあります。

Web上で変更できない場合や操作方法がわからない場合は、コールセンターに問い合わせてみましょう。本人確認を受けたあと、オペレーターの案内に沿って手続きを進めてください。

3.2 提出が求められる書類

勤務先の変更をする際、在籍状況を確認できるものとして以下のような書類の提出を求められる場合があります。

  • 社員証
  • 雇用契約書
  • 給与明細書

借入額や契約内容によっては以下のような収入証明書類の提出も必要です。給与明細書は、在籍確認と収入証明の両方の目的で使われることがあります。

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書
  • 住民税決定通知書
  • 所得証明書(課税証明書)
  • 確定申告書の写し

収入証明書類についての詳細は、以下の記事もご確認ください。

>> カードローンで収入証明書が不要になる条件とは?必要書類の種類や注意点を解説

4. 転職直後でもカードローンの新規契約はできる?

転職直後でもカードローンの申し込みは可能です。ただし、申込条件を満たしていたからといって必ず審査に通るとは限りません。

4.1 安定収入があれば申し込めるが審査がある

カードローンでは、年齢などの条件に加え、安定継続した収入があることを申込条件としている商品が一般的です。新しい勤務先で継続して収入を得る見込みがあり、商品ごとの条件を満たしていれば、転職直後でも申し込めます。

ただし、実際に契約できるかどうかは金融機関の審査によります。現在の勤務先、見込み年収、雇用形態、他社からの借入状況、信用情報などをもとに審査が実施され、融資の可否や利用限度額が決まります。

なお、転職前の収入は安定継続した収入があることの証明とはなりません。

4.2 勤続年数が短いと審査には不利になりやすい

多くのカードローンでは、申込条件に「勤続○年以上」といった制限を設けていません。そのため、転職直後でも申し込むことは可能です。

ただし、勤続年数が短いと、収入の安定性や継続性を判断できる材料が少なくなります。早期に離職する可能性もあると判断され、審査で不利になる場合もあります。

転職直後に申し込む場合は、現在の収入状況や返済計画を踏まえて、無理のない借入希望額を設定することが大切です。

4.3 在籍確認は新しい転職先の会社に行われる

カードローンに新規に申し込むと、申告した勤務先に対して在籍確認が行われます。

在籍確認は金融機関の担当者が勤務先に電話をかける方法が一般的ですが、電話では担当者の個人名を名乗るなど、カードローンへの申し込みだと周囲にわからないよう配慮されます。また、本人が電話に出られなくても、勤務先の方から「本日は休みです」「席を外しています」などの回答を得られれば、在籍していることが確認できたとして手続きが完了する場合があります。

5. 転職後にカードローンの審査に通過するためのポイント

転職後にカードローンに申し込む場合は、借入希望額、他社の返済状況、収入を確認できる書類の3点を整理しておきましょう。

5.1 適切な借入希望額を設定する

転職後にカードローンに申し込む際は、最初から高額な利用限度額を希望せず、現在の収入で無理なく返済できる範囲に抑えましょう。必要な支出を確認し、自己資金だけでは不足する分を借入希望額に設定します。

カードローンには利用限度額に応じて適用金利が異なる商品もありますが、金利を下げるために高い利用限度額を希望するのではなく、返済できる金額を基準に申し込みましょう。

5.2 他社の借り入れやクレジットカードの返済に遅れないようにする

他社のカードローンやクレジットカードなどの支払いに遅れると、審査に悪影響をおよぼすおそれがあります。長期の延滞をしてしまうと信用情報に登録され、所定の期間が経過するまで記録が残ります。

携帯電話端末の分割払いなども登録対象になる場合があるため、返済日前に引き落とし口座の残高を確認しておきましょう。

カードローンの利用が信用情報にどう記録されるのかを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

>> カードローン利用で信用情報はどう残る?審査で確認される点や利用時のポイントを解説

5.3 転職先での収入実績を証明できるようにする

転職直後は、新しい勤務先で継続して収入が得られることを示せる書類が十分にそろっていない場合があります。申し込みを急いでいなければ、新しい勤務先で数ヵ月働き、最新の給与明細書などを提出できる状態になってから申し込むのも一つの方法です。

なお、必要となる書類の詳細は「3.2. 提出が求められる書類」もご確認ください。

6. 転職とカードローンに関するよくある質問

転職とカードローンに関してよくある質問をまとめました。手続きに迷ったときの参考にしてください。

6.1 転職活動中でも新規で借り入れはできる?

在職中で安定した収入があれば申し込めますが、契約できるかは審査で決まります。また、退職後で収入がない場合は申込条件を満たさないケースがあります。

無職の方の申し込みについては、以下の記事も参考にしてください。

>> 無職でもカードローンは借りられる?学生や主婦は?審査で見られるポイントを解説

6.2 転職に伴う引っ越しをした場合はどうすればいい?

転職に伴って引っ越した場合は、勤務先だけでなく住所の変更手続きも必要です。住所変更を怠ると、金融機関からの重要な書類が届かなくなるおそれがあります。本人確認書類の住所変更を済ませたうえで、会員ページや電話などで金融機関にも変更を届け出ましょう。

6.3 転職・退職以外で登録情報の変更が必要なケースは?

結婚や離婚による氏名の変更、住所・電話番号・勤務先住所などの変更があった場合も、速やかに手続きが必要です。

正社員から派遣社員やアルバイトになるなど、雇用形態が変わった場合も届け出ましょう。収入が下がった場合は利用限度額が見直される可能性があります。

7. お申し込みはWebで完結!静岡銀行のカードローン「セレカ」

転職を機にカードローンの利用を検討する場合は、静岡銀行のカードローン「セレカ」のご利用をおすすめします。

セレカは申し込みから契約までの手続きのすべてをWebで完結でき、全国から申し込めます。金利は年1.5%〜14.5%、利用限度額は10万円以上1,000万円以内(10万円単位)です。初めて契約する方には60日間の無利息期間が設けられています。

静岡銀行の口座がない方でも申し込みができますので、ぜひチェックしてみてください。

>> 静岡銀行カードローン セレカ
>> 気軽に5秒診断 静岡銀行カードローン「セレカ」
>> ローンお申し込み 静岡銀行カードローン「セレカ」

8. まとめ

カードローン利用中に転職・退職しても、忘れずに返済を続けていれば、返済計画に悪影響をおよぼすことは原則ありません。とはいえ、勤務先や収入が変わった際は登録情報を更新することが求められます。できるだけ速やかに手続きをするよう心がけましょう。

また、転職直後でも新規申し込みはできますが、契約の可否は審査で決まります。希望額を必要最小限に抑え、返済状況と必要書類を確認してから申し込みましょう。その際は、静岡銀行のカードローン「セレカ」のご利用もぜひご検討ください。